Pixiaワンポイント講座
Pixiaで画像を合成する5つの方法(2)
A-1・前景レイヤの画像プレーンを消しゴムで消す画像合成方法
(2)A-1・前景レイヤの画像プレーンを消しゴムで消す画像合成方法
前ページ「(1)下敷きレイヤを使う画像合成方法」ではまず、下敷きレイヤを使った合成方法をまとめてみました。
このページとつぎのページでは、前景レイヤの一部を透明化して画像を合成する方法をまとめていきます。
前景レイヤの一部を透明化する2つの方法
「前景レイヤの一部を透明化する」というのは、「前景レイヤの一部を切り抜いて、下の背景レイヤが見えるようにする」というようなイメージです。
前景レイヤの一部を透明化するには、2つの方法が考えられます。
- A-1・前景レイヤの、背景部分を消しゴムで消す
- A-2・前景レイヤの、透過色プレーンを使って透明化
どちらの場合も、前景レイヤの合成方法は「重ねる」です。
このページでは、A-1の「消しゴムを使って透明化する方法」をまとめます。
A-1・前景レイヤの、背景部分を消しゴムで消す
まずは、前景レイヤのうち、背景になる部分を消しゴムで消す方法。
消しゴムで消した部分は透明になるので、下の背景レイヤがそのまま見えるようになります。
考え方がシンプルで、分かりやすい方法です。
おおまかな手順
おおまかな手順は、
- 前景レイヤの背景部分を領域選択
- 「消しゴム」で塗りつぶし（細かい部分は手作業もあり）
- 前景レイヤを「重ねる」で合成
です。
A-1・前景レイヤの、背景部分を消しゴムで消す画像合成方法
メリット
メリット1 シンプル！
メリットは、最初に書いたとおりシンプルなことです。
単純な方法が結局は一番応用がきく、ということも多いです。
A-1・前景レイヤの、背景部分を消しゴムで消す画像合成方法
デメリット
デメリット1 レイヤ濃度の調整ができない
デメリットは、前景レイヤのレイヤ濃度が調整できないこと。
レイヤ濃度を下げると、その分背景が透けて見えてしまいます。
レイヤ濃度に関しては、描き方によってはデメリットにはならないかも。
ただ、レイヤ濃度を調整する必要がない場合には、とくに問題になりません。
私の場合は、“前景レイヤの上にフィルタ加工したレイヤを「乗算」などで合成して、濃くならないように前景レイヤのレイヤ濃度も併せて調整”という方法を使う場合が多いので、ちょっと都合が悪いかも。
デメリット2 一度ファイルを閉じると、消した部分を元に戻せない
また、一度保存してファイルを閉じてしまうと、消した部分を復活させることができません。
なので、あとで直したいところを見つけても、修正するのが難しい……という場合があります。
参考サイト：消しゴムを使った画像合成の方法
- charryつれづれ日記：Pixiaの使い方（画像の合成）
- 消しゴムを使った画像合成の方法を解説しています。
すごく丁寧な説明で、分かりやすい！きれいに合成するコツも詳しく紹介されています。 - Pixia公式：画像合成例その1
- Pixia公式サイトのチュートリアルにある、画像合成例その1。
一番単純な、「消しゴム＋フリーハンドで消していく」方法の紹介。 - Pixia公式：画像合成例その4
- 上と同じくPixia公式サイトのチュートリアルの、消しゴムを使用した画像合成例の紹介。
閉鎖域の領域選択と「透明色をぼかす」フィルタ使用の例です。
A-1・画像プレーンを消しゴムで消す画像合成方法 まとめ
まとめると、こんな感じ。
- A-1・前景レイヤの、背景部分を消しゴムで消す
- シンプルでやりやすい―○。
- レイヤ濃度の調整ができない―△。
- 一度保存したら、消した部分を元に戻せない―△。
メリット・デメリットはあくまで私個人が感じたことなので、人によって感じは違うかもしれません。
つぎのページでは、「A-2・前景レイヤの、透過色プレーンを使って透明化」の方法をまとめていきます。
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