白い迷路

タイトル

白い迷路

完成年月日

2006年3月４日(土曜日)

ファイルサイズ

52KB

使用した道具

下描き～仕上げ: Pixia ver.3.2f
縮小･減色･保存: Dibas32

大きいサイズ(481×561、138KB)

2月～3月アタマのPixia倶楽部｢雪祭り｣に投稿した作品B。

テーマは、｢一変する日常｣……というとなんか大げさか。(^^;

うちはあんまり雪が降らない地域なので、たまに雪が積もると普段見慣れているはずのご近所の風景が全然違って見えて、歩いていると一瞬自分がどこにいるのか分からなくなることがあります。そんな｢あれ？どこだここ？｣みたいな瞬間を切り取ることを目指したのが今回の作品です。

多分、自分は普段、街の景色を建物とか道路とかの形や色で覚えているんじゃないかと思います。だから、雪で形とか色といった普段頼りにしている情報が隠されてしまうと、同じ場所でも違うように感じてしまうのではないか……とか、ゴチャゴチャ考えながら描いてました。

ちなみに今回の背景は、雪の無い状態を描いてその上から別レイヤで雪を描く、という手順で描いています。描きながら｢これって無駄な作業じゃねーか？｣と何度か頭をよぎりましたが。(^^;

最初から雪が積もった状態を描いてもよかったんですが、雪の下から下にあるものの色とか形が透けて見える、というのを表現するにはその方がいいかな、と思ったので。結果的にはどっちでも良かった感じですが。(^^;

というわけでおまけ。雪が積もる前の背景(55KB)。

反省点など

今回はとくに、雪の表現が難しかった。右下の葉っぱに積もった雪がどうもいまいち。屋根みたいにわりと平坦な面に積もった雪は簡単だったけど、葉っぱのように複雑な面の上に積もった雪は、どう表現したら良いか分かりません。いちおういくつか写真を見てみたけど、どうも良く掴みきれませんでした。
地面の雪の、足跡がついてぐちゃぐちゃになった感じとかは思ったよりもうまくいった。(でももうちょいぐちゃぐちゃ感が欲しい気がする……)、
雪が降った時の、暗いんだか明るいんだか分からない雰囲気を意識して塗ってみた……つもり。(-_-; 微妙だ……。
背景の線画は、近所の道端で撮ってきた写真を、直線ツールを駆使してトレース。この方法、背景を描きたいけど時間が無いって時はけっこう使えるんじゃないかと思った。欠点は、フリーハンドに比べて線が無機質になるところ。フリーハンドで直線をきれいに引けるようになれば、そっちでトレースした方が味のある背景になるかも。
写真もあることだし、ということで背景はちょっとリアル目に塗ってみた。そしたら水彩風なんだか厚塗り風なんだかはっきりしない塗りになってしまった。まあ、これはこれで……。(^^;
人物は……正直、服とか小物がめんどくさい！(^^; 最近、できるだけ写真なり本物なりを参考にして描く癖がついてきてるせいで(それ自体は良いことだと思うけど)、細かいディテールが分からないと描いてて不安で、｢これでいいのかなぁ……｣と気になってしょうがない。しかもファッション的にこれはどうなの？ありなの？という不安もありつつ、だし。センスねぇなぁ×2、とアタマ抱えてます。(^^; ちなみに、こういう場合の私の主な参考書はニッセンのカタログです。あとは、街行く人の着こなし。どっちもタダなのが良いです。(^^;;

今回は難しかったけど、全体としては背景塗るのが楽しかった。苦手意識がある要素を楽しむことができたのは収穫でした。

2006年3月16日(木曜日)

Pixia祭り関連イラスト: 眉毛に命かけてますから！（鏡祭り：2005年2月）; 鏡のその裏（鏡祭り：2005年2月）; 飛び込んどけ！（空祭り：2005年5月）; きのうみた夢ヘンな夢（夢祭り：2005年11月）; ラインを越えて（夢祭り：2005年11月）; いくぜぃ！トリノ！！（雪祭り：2006年2月）